2010年06月15日

なぜここまで拡大したのか?口蹄疫

なぜここまで拡大したのか?口蹄疫


口蹄疫とは、どんな病気か
宮崎県は全国3位の肉用牛の産地。口蹄疫の流行は非常にダメージが大きい
口蹄疫(こうていえき)とは、動物がかかる伝染病の一種。口蹄疫にかかる動物は、いわゆる偶蹄目(ぐうていもく)、つまりヒヅメが偶数ある動物になります。例えば、牛、豚、ヤギ、羊、鹿、イノシシなどがそれにあたります。

感染した個体は、身体に水泡ができたり、発熱などの症状を見せますが、この病気が最も恐ろしい点は、感染力が非常に高いこと。ただし、感染しても死亡率はそれほど高くありません。一方、口蹄疫は人体には感染せず、感染した牛や豚を食べても感染には至りません。その点だけは安心できます。

その口蹄疫が、4月から日本の宮崎県で発生。5月18日現在、牛と豚を合わせて、11万頭以上が殺処分対象になるという大変な事態になっています。

前回は740頭の殺処分で終了口蹄疫は10年前の2000年にも発生しましたが、覚えているでしょうか? この時は宮崎県と北海道で発生し、最終的には宮崎県で35頭、北海道で705頭の殺処分で終わりました。今回はすでにその100倍以上。10年前にこのように被害が少なくて済んだのは、初動の対策が素早かったためと言われています。

2000年3月12日、宮崎県のある農家で具合の悪い牛が見つかりました。症状は発熱と水泡。その時点では口蹄疫とは断定できていません。しかし、約2週間後の3月25日に具合の悪い牛が見つかった農家から半径20キロ以内にある農場の牛と豚に関して、移動が完全に禁止。また半径50キロ以内の牛と豚には、地域外移動が禁止されました。

3月12日に具合の悪さが見られた牛から口蹄疫ウイルスが確認されたのは、4月4日になってのことです。つまりこのとき当局は、口蹄疫と確認される1週間以上前から牛や豚の封鎖を実行していたことになります。

その甲斐あって、そのあと口蹄疫はそれほど拡大はしませんでした。すでにお話したように740頭が処分されましたが、5月10日には口蹄疫終息宣言を出しています。この迅速な対応によって、2000年9月26日には、日本は国際獣疫事務局(OIE)から「口蹄疫に対する清浄国」として認定されました。

初動の遅れで被害が拡大した2010年振り返って、今年の口蹄疫の大流行は初動の遅れが目立っています。最初に口蹄疫と疑われる牛が宮崎県で見つかったのは、4月9日のことでした。しかしこの時点で、封鎖などの思い切った対策を取っていません。

その後4月23日には9日の牛が口蹄疫であると判明しましたが、政府はまだ大きな対策を取りませんでした。現在批判の対象になっているのが、赤松農水相の外遊です。赤松農水相は、口蹄疫が確認された後の4月30日から5月8日まで、外遊に出ていました。

その間に口蹄疫は宮崎県でどんどん拡大。5月に入って殺処分対象の牛や豚の頭数は爆発的に増えています。口蹄疫は感染力が非常に強いため、感染した牛や豚が見つかれば、その農場の他の牛・豚は全て殺処分にするのが基本です。

そのため、5月18日まで126ヶ所の農場で11万頭以上が殺処分対象になるという酷い事態になっています。

大発生の影響は?口蹄疫が大流行しているため、宮崎県の畜産業への影響が深刻になっていきます。殺処分にされた牛や豚は、当然ながら農家にとっては実害になります。

現在の制度では、家畜を殺処分した場合は、その評価額の5分の4を政府が補償することになっています。しかし、今回赤松農水相は「全額を負担する」と述べています。ですが、最終的に何頭の牛や豚が殺処分されるかまだ確定していないので、当然その負担額もいくらになるかわかりません。すでに殺処分された11万頭という数から考えても、最低でも数百億、場合によっては1000億を超えてしまうと考えられます。財政の苦しさを勘案すると、それだけの金額を負担できるのかは疑問です。

単純な金額だけではなく、宮崎県の今後の畜産業にも甚大な悪影響が出るのは確実です。特に次世代の牛を産むための「種牛」が宮崎には55頭いましたが、その内49頭までが処分されると決定しています。残りの6頭だけは何とか避難していますが、その6頭が今後も無事でいられるとは限りません。種牛の育成には7〜8年もかかると言われています。49頭が処分されただけでも相当な損害ですが、残り6頭まで処分されたら、宮崎県の畜産業は壊滅的な被害を受けることに。

日本はアメリカやオーストラリアから牛肉を輸入しているので、国産牛の市場シェアはそれほど大きくありません。だからこそ、貴重な国産牛の産地の1つがなくなってしまったら、余計に海外産に頼るしかなくなります。口蹄疫は目に見えないウイルスを通して感染するので、人間にできることは生きている家畜を封鎖・処分することくらいです。少しでも早く事態が収拾することを願うしかありません。

最終更新者:All About 編集部 (更新日:2010年05月19日

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口蹄疫

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2010年06月13日

口てい疫 食肉用の出荷進まず

口てい疫 食肉用の出荷進まず
6月8日 4時38分
宮崎県で続く家畜の伝染病「口てい疫」の問題で、国は、感染の拡大を防ぐため、一定の地域で飼育されている牛や豚を食肉用に出荷するよう呼びかけていますが、販売先が決まらないなどの事情もあって出荷を見合わせる農家が多く、地元の食肉処理場もこの5日間、稼働していないことがわかりました。

宮崎県東部での口てい疫の感染拡大を防ぐため、国は、発生地を起点に10キロから20キロまでの地域について、いったん牛や豚がいない状態にする対策を示し、子どもを産むための母牛や母豚を除いてすべて食肉用として出荷するよう農家に呼びかけています。このため発生地から10キロ圏内の移動禁止区域にある都農町の民間の食肉処理場が先月31日に特例で再開されましたが、宮崎県によりますと、処理場が稼働したのは、今月2日までの3日間だけで、それ以降、7日までの5日間は農家から家畜の持ち込みがないということです。対象地域の農家は、圏外に家畜を持ち出せないため都農町の食肉処理場などを利用することになっています。出荷がない理由について宮崎県は「この食肉処理場を初めて利用する農家も多く、出荷してもなじみの流通ルートから外れて販売先がなかなか決まらないため、見合わせているようだ」と説明しています。対象地域で飼育されている出荷適齢期の家畜、およそ3000頭のうち実際に出荷されたのは、90頭にとどまっており、今後、適齢期前の家畜を含めてどのように対策を進めるかが課題になっています。


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止まらぬ感染拡大、10年前の成功で油断

止まらぬ感染拡大、10年前の成功で油断
6月11日3時5分配信 読売新聞



口蹄疫の感染を防ぐため主要道路では徹底した消毒作業が続く。だが、発生当初は不十分さが指摘されていた(10日午前、宮崎県都城市で)=大原一郎撮影
 宮崎県で口蹄疫(こうていえき)の感染拡大が止まらない。10日には日本トップクラスの畜産基地、都城市で感染が確認されたほか、日向市や宮崎市でも新たな感染の疑いが浮上した。戦後最大の家畜被害を生んだ背景には何があるのか。

 畜舎の床一面に剥(は)がれた豚の爪が無数に散らばっていた。蹄(ひづめ)を傷めた親豚が何度も立とうとしては崩れ、横には息絶えた子豚たちが折り重なっている。

 「こんな状態で生かしておいてもつらいだけ。いっそ早く殺してやりたいが、埋める場所もなく身動きがとれない」。宮崎県川南(かわみなみ)町で30年以上養豚業を営む男性(52)は涙ぐんだ。

 止まらない被害を前に、男性は「これほど広がるなんて。これは人災ではないのか」と憤った。

        ◆

 「これじゃ無理だ。感染は防げない」

 同県都農町で感染第1例が発表された4月20日。都農町から川南町、宮崎市と県東部を縦断する国道10号を眺めながら、宮崎市の畜産業、尾崎宗春さん(50)は焦った。消毒ポイントは設けられているものの、消毒するのは畜産農家の車ばかり。一般車両は素通りしていた。尾崎さんの危惧(きぐ)通り、感染はその後、10号沿線に広がっていく。

 10年前の2000年3月、宮崎県は国内では92年ぶりとなる口蹄疫に見舞われた。この時は封じ込めに成功し、殺処分は3農家35頭にとどまっている。尾崎さんは「当時の方が対応が迅速で徹底していたような気がする」と振り返る。

 発生初日に設置した通行車両の消毒ポイントは、10年前は13か所だったが、今回は4か所。前回は、家畜の移動制限区域を20キロ圏内、搬出制限区域を50キロ圏に設定したが、今回はそれぞれ10キロ圏内、20キロ圏と大幅に縮小した。

 危機意識の薄さも目立った。感染が分かった4月下旬には、感染の飛び火を恐れ、県内外では様々なイベントの自粛が始まった。こうした動きに、県の渡辺亮一商工観光労働部長は4月28日の対策本部会議の席上、「ちょっと過剰な反応なのかな、とも思います」と語っていた。県が非常事態宣言で県民に活動の自粛を求めるのは、それから3週間も後のことだ。

        ◆

 蔓延(まんえん)の背景には、埋却地や人手不足による処理の遅れもある。

 赤松前農相は6月1日の記者会見で、「(県に要請して)今週中には、感染した牛や豚の殺処分を終えたい」と、早期処理を明言した。ところが実際には、川南町周辺などで感染したとされて殺処分対象になった約19万頭のうち、殺処分も埋却もされていない家畜は6月9日時点で3万1820頭も残っている。

 このうち約1万7000頭は豚だ。豚はウイルスを体内で増殖させやすく、牛の100〜1000倍も拡散させやすいとされており、「いわばウイルスの火薬庫を放置している状態」(農水省幹部)だ。蔓延の原因について、農水省や県は「今回のウイルスの感染力が10年前に比べて格段に強かったこと」と説明する。だが、口蹄疫問題の対策などを決めてきた同省の牛豚等疾病小委員会の委員は明かした。「甘かった。10年前はうまくいったという自信が、失敗の始まりだった」(東京社会部 十時武士、畑武尊、西部社会部 本部洋介) 最終更新:6月11日3時5分


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2010年06月10日

封じ込め破れ飛び火

2010年6月10日 07時16分 (2010年6月10日 10時32分 更新)
宮崎・都城の牛は口蹄疫陽性 封じ込め破れ飛び火

 口蹄疫感染拡大を防ぐため消毒される通行車両=10日午前9時13分、宮崎県都城市


 宮崎県都城市の農場で牛3頭に口蹄疫の感染が疑われる症状が出た問題で、都城市は10日、遺伝子検査の結果がいずれも陽性だったと明らかにした。同市で感染疑いが確認されたのは初めて。宮崎県は、同農場の牛約200頭すべてを殺処分した。政府と宮崎県が全力を挙げてきた県東部での感染封じ込めは失敗。都城市は牛、豚の生産額が06年時点で全国の市町村でトップ。隣接する鹿児島県も畜産が盛んで、緊張が高まっている。


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2010年06月05日

口蹄疫(今日の宮崎での報道)


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2010年06月01日

沖縄で口蹄疫?

2010年6月1日 19時06分
沖縄で牛によだれと発熱症状 遺伝子検査、水疱はなし

 沖縄県の石垣島で、よだれと発熱の症状がある牛1頭が見つかったことが1日、同県への取材で分かった。口蹄疫の特徴とされる水疱はないが、県は感染の可能性もあるとして、遺伝子検査のため検体を動物衛生研究所に送った。検査結果は1日夜に出る見通し。症状が出た牛はまだ若い牛で、牛舎の中で隔離されているという。沖縄県には31日午後、牛を診察した獣医師から連絡があった。


石垣島の牛は陰性、ウイルス検査で判明
6月1日21時7分配信 読売新聞

 農林水産省と沖縄県は1日、同県石垣市で口蹄疫と似た症状の牛から採取された検体は、ウイルス検査の結果、陰性だったことを明らかにした。 最終更新:6月1日21時7分


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2010年05月30日

キリ番79000番の方、ご連絡ください。

キリ番79000番の方、ご連絡ください。
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