2010年05月05日

豚の口蹄疫

口蹄疫
(法定伝染病)

 口蹄疫は口蹄疫ウイルスによる急性伝染病で、偶蹄類動物に感染します。死亡率は低いですが、伝播力はきわめて強いため、ひとたび流行すると急速に広範囲に蔓延することや、また、ウイルスの血清型が多いため防疫がきわめて困難なことから、国際的に最も重要な家畜伝染病となっています。

=発生・疫学=

 世界各国で発生が見られます。我が国でも平成12年に宮崎県と北海道で3戸22頭の発生がありましたが、平成12年9月27日付けで清浄国に復帰しました。。ウイルスは感染動物やその汚染物との接触によって伝播し、さらに地域が濃厚汚染地帯になると空気伝播もおこります。

=対象動物=

予防法では牛、水牛、シカ、めん羊、山羊、豚、イノシシが対象です。

=症状=

 発熱・元気消失・食欲不振に陥ると同時に、多量の流涎がみられ、口腔内と四肢の蹄冠部・趾間部に水疱が形成されます

口蹄疫  1.jpg


口蹄疫  2.jpg

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口蹄疫  5.jpg


口蹄疫  6.jpg.jpg


口蹄疫  3.jpg

社)全国家畜畜産物衛生指導協会パンフレットより引用


=治療・予防=

 治療法はありません。発生した場合は予防法に基づき殺処分を行います。
 予防としては、輸入検疫の強化等、海外からの侵入防止対策が最も重要です。我が国では流行地域からの家畜や畜産物の輸入は禁止されています。

=参考=

「口蹄疫ウイルスに対する市販消毒薬の効果」について

独立行政法人農業技術研究機構動物衛生研究所が実施した、口蹄疫ウイスルに対する市販消毒薬の効果に関する試験成績によると、口蹄疫ウイスルに対する明らかな効果が認められた消毒薬は下表のとおりです。


製剤名 効果が認められた最高希釈倍数
ヨウ素系消毒薬
クリンナップルA 400
動物用イソジン      2
ファインホール    400  
ポリアップ3     400
リンドレス     1000
      
塩素系消毒薬
アンテックビルコンS   2000
クレンテ   2000
スミクロール        1000
   
アルデヒド系消毒薬
グルタクリーン        800

その他
クリアキル-100
(0.1%NaOH添加)      500


口蹄疫とは
 ・ 牛、豚、めん羊、山羊などの偶蹄類に感染する

 ・ 非常に伝染性の強い、急性かつ悪性の伝染病
 ・ 症状は、口の中や蹄(ひづめ)の付け根、乳頭などに水疱(みずぶくれ)ができ、発熱・

   元気消失・多量のよだれを流す・食欲不振・泌乳量低下・足を引きずるなど

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2010年05月04日

口蹄疫

2010年5月4日 19時32分
豚1万8700匹殺処分へ 宮崎、口蹄疫疑い計19カ所
 宮崎県は4日、新たに同県川南町の養豚農場2カ所で、口蹄疫に感染した疑いがある豚計6匹が見つかったと発表した。感染疑いが出た農家や施設は計19カ所となった。県は18カ所目の農場が飼育する豚約1万5750匹と、19カ所目の約3010匹の計約1万8760匹を殺処分する。既に処分されたものも含め、これまでに処分対象となった牛や水牛、豚は計約2万7770匹。




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2010年05月02日

口蹄疫Q&A

口蹄疫Q&A


(問1) 口蹄疫とはどのような病気なのですか。また、早期発見にはどのような点に注意したらよいのですか。


(答)
1 口蹄疫は、ウイルスが原因で起こる牛、豚、羊、山羊などの急性の伝染病です。人に感染することはなく、仮に感染した動物の乳肉を摂取しても人の健康に影響はありません。
 しかし、伝染力が強いことから、畜産業に与える影響は非常に大きく、関係者が大きな関心をもたなければならない家畜伝染病のひとつとされております。


2 一般的には、感染すると発熱、元気消失、多量の流涎(よだれ)がみられるとともに、舌などの口の中、蹄の付け根、乳頭に水胞を形成し、食欲不振や足をひきずるなどの症状を示します。


3 しかしながら、口蹄疫のウイルスの性質は多様で、家畜の種類や品種により症状や伝染力が異なるケースもあります。


4 したがって、早期発見のためには、こうした症状が見られた場合には、家畜保健衛生所に連絡するか、獣医師の検査を受けるようお願いします。

参考:5月12日に北海道で発生した口蹄疫(疑似患畜)では、食欲不振やよだれ、口腔内、鼻腔内のびらんや水胞などの症状は全く認められませんでした。

(問2) 宮崎県における口蹄疫の発生経過について教えて下さい。


(答)
1 宮崎市内の黒毛和種の肥育農場で、口蹄疫を疑う症状が認められたため、家畜保健衛生所が立入検査と材料採取を行い、農林水産省家畜衛生試験場で精密検査の結果、3月25日に10頭が疑似患畜と診断されました。


2 宮崎県は家畜伝染病予防法の規定に基づき、周辺農場の検査を実施し、その結果、宮崎市に隣接する高岡町において、4月3日に1戸9頭、4月9日に1戸16頭の疑似患畜が確認され、最初の事例と合わせて、計3戸35頭、発生しました。

3 これらについて、英国家畜衛生研究所と農林水産省家畜衛生試験場でさらに解析を進めた結果、ウイルス遺伝子やウイルスそのものが確認されたことから、初発事例の10頭と3件目の16頭のうち10頭のあわせて2戸20頭が患畜と決定されました。

(問3) 宮崎県では口蹄疫の発生に伴いどのような防疫対応を取ったのですか。
また、その後の状況はいかがですか。



(答)
1 発生農場周辺の通行を遮断し、疑似患畜の殺処分を行うとともに、農場を中心とした半径20km以内を移動制限地域、さらに50kmまでを搬出制限地域として移動規制を実施し、移動制限地域(20km以内)においては家畜市場やと畜場の閉鎖、人工授精の中止、飼料運搬車両等の消毒など徹底した防疫措置がとられました。


2 その後、新たな発生がないことと、これまでの検査結果から、今回の口蹄疫は空気伝播の可能性が極めて低く、感染力も弱いものと判断されたため、4月23日には、移動制限地域を半径10km以内に変更し、5月2日には、すべて撤廃されております。


(問4) 宮崎県における口蹄疫の発生を受けて、これまで道はどのような防疫対応を行ったのですか。



(答)
1 3月25日に、農林水産省から通報を受けて、直ちに関係機関・団体へ通知するとともに、本庁及び支庁において、本病の侵入防止に係る緊急会議を開催し、口蹄疫発生国から輸入された粗飼料の給与の中止、異常家畜の早期発見、関係者以外の畜舎への立入制限など、基本的な防疫対策の実施を指示しました。


2 また、3月27日に、家畜伝染病まん延防止規則に基づき、宮崎、鹿児島、熊本の3県から、当分の間、牛、豚等の移入を禁止する措置を講じました。


3 さらに、家畜保健衛生所及び診療獣医師により、道内の家畜飼養農場に、臨床的に異常を示す家畜はいないことを確認しております。


(問5) 5月12日の口蹄疫疑似患畜の発生に伴い、道では、どのような防疫対策を取っているのですか。


(答)
1 5月12日に口蹄疫の疑似患畜を確認後、直ちに家畜伝染病予防法に基づき、
(1)発生農場の消毒、疑似患畜の殺処分・埋却
(2)発生農場から半径10km以内を移動制限地域に設定し、家畜や感染を広げるおそれのある物品の移動禁止
など、まん延防止措置を実施しております。


2 また、周辺農場や発生農場と関連のある農場の立入検査を実施するとともに、血液検査を実施しております。


3 さらに、移動制限地域内での畜舎消毒の実施や飼料等運搬車両の消毒の徹底を図っております。


(問6) ワクチンの備蓄をしているそうですが、どうしてワクチンを早く使わないのですか。


(答)
1 口蹄疫のワクチンは、発病を抑えたり、症状を緩らげたりする効果があるものの、ウイルスの感染自体を完全に防ぐことができないため、保菌動物を生じさせ、ウイルスを国内に定着させてしまうおそれがあります。


2 防火帯のようにワクチン接種地域を作って爆発的な感染の広がりをくい止める方法がありますが、再び口蹄疫の清浄国になるためにはワクチン接種をした家畜を全てと殺することが前提となり、長期かつ多大の経済的負担を生じることが想定されます。


3 わが国のような口蹄疫の清浄国で発生した場合には、早期の発見と迅速な殺処分により短時間のうちに流行をくい止めることがもっとも実際的といえ、また、今回の発生では今のところ急速な伝播が見られていないことから、ワクチンを使わずに感染の拡がりをくい止めることができるものと考えています。


(問7) これまで90年以上にわたって日本にはなかった病気が、どうして突然、発生したのですか。その発生原因は何ですか。


(答)
宮崎県で最初に疑似患畜が確認された農場において、中国産の麦ワラが飼料として給与されていたことから、農林水産省は、「中国産の麦ワラの関与が否定できない」との見解を示しておりますが、原因を特定するに至っておりません。
今回、道内で発生した農場は、現在のところ原因は特定されていません。


(問8) 輸入稲ワラや輸入粗飼料の検疫はどのようになっているのですか。


(答)
平成9年に台湾で口蹄疫が発生した以降は、台湾産の粗飼料のみが動物検疫の対象とされていましたが、本年3月30日以降は、口蹄疫の発生地域から輸入される稲ワラ、麦ワラ、乾牧草等について、動物検疫の対象とし、家畜防疫官による輸入検査を行い、必要に応じホルマリンガス消毒等の措置を実施することとしております。

(問9) 移動制限地域ではどのようなことが制限されるのですか。


(答)
1 移動制限地域(発生農家を中心として半径10km以内の地域)内では、

(1)生きた牛、豚等の移動禁止
(2)家畜の飼養管理用具、敷料及ぴ糞尿等の移動禁止
(3)人工授精や放牧の中止
(4)生乳の家畜への給与中止
 を実施しております。


2 移動制限地域から地域外へ通じる主要道路では、消毒ポイントをおいて、飼料運搬車両等の消毒を実施しております。


※生乳の移動は、制限しておりません。

(問10) いま農家にある輸入稲ワラや麦ワラはどのように扱えばよいのですか。


(答)
 台湾や韓国で口蹄疫が発生していることから、口蹄疫発生地域から輸入される麦ワラ・稲ワラ等については、平成12年3月30目以降、動物検疫の対象となりました。
したがって、中国、台湾、韓国、北朝鮮などの口蹄疫発生地域国から既に輸入された麦ワラ・稲ワラ等については、飼料や敷料として使用することは控え、堆肥化または園芸用等の他用途に利用するようお願いします。
 ただし、中国産の稲ワラだけは口蹄疫のウイルスを殺すのに十分な加熱処理がなされたうえで輸入されていることからこれまでどおり使うことができます。

(問11) 移動制限の期間と範囲はどのように決められるのですか。また、どのような条件が満たされれば、移動制限が解除されるのですか。



(答)
1 口蹄疫の発生に伴う移動制限の期間や範囲については、家畜伝染病予防法及び海外悪性伝染病防疫要領に基づき、ウイルスの病原性や感染力を勘案し決定しております。

2 口蹄疫の最終発生後、3週間が経過して、この間に実施される臨床検査や血液検査により口蹄疫ウイルスの存在が確認されなければ、移動制限は解除されます。

(問12) 移動制限に伴う経済的被害に対する対策はどのようになされているのですか。

(答)
宮崎県での口蹄疫の患畜・疑似患畜の確認以降、法律に基づく所要の防疫措置を講じるとともに、農林水産省では、一定期間出荷できないことに伴う畜産経営対策として、以下の対策を講じております。

1 当面の経営資金の確保及び利子補給の実施
(1)畜産局長通知により、金融機関に対して移動制限等により家畜の出荷に支障を来している畜産農家等の経営に必要な資金の円滑な融通及び既存貸付金の償還猶予等償還条件の緩和を指導。
(2)移動制限等により家畜の出荷に支障をきたしている畜産農家の経営に必要な運転資金を低利(貸付金利2.OO%以内)で融通するための利子補給(利子補給1.01%以内)を措置。

2 収容しきれなくなった子豚の対策
(1)収容しきれなくなった子豚の淘汰に対する助成
搬出制限地域内の養豚農家が家畜防疫員の確認に基づき、子豚の淘汰及び焼却・埋却等を行う場合に、7,500円以内/頭の助成を措置。
(2)緊急的な豚舎整備に対する助成
搬出制限地域内の養豚農家において、子豚の増殖により施設の収容能力を超えることとなった場合の緊急的な簡易豚舎の設置等に対する助成を措置。

3肉質が低下した出荷適齢期遅延肉豚に対する助成
搬出制限地域内の養豚農家が出荷適齢期を越える肉豚(枝肉重量85kg以上の肉豚)を出荷した場合、6,000円以内/頭の助成を措置。

(問13) いつ終息宣言がなされるのでしょうか。
(答)
最後の口蹄疫の患畜又は疑似患畜の殺処分した後、6週間を経た時点で、この間に行った臨床検査や血液検査などにより口蹄疫ウイルスが存在しないことが確認された時に、移動制限を解除し終息が宣言されます。

(問14) 患畜と疑似患畜の違いは何ですか。


(答)
1 家畜伝染病予防法では、口蹄疫にかかっている家畜を患畜と呼びますが、一般に、口蹄疫については、
(1)家畜が口蹄疫に特有の症状を示すとともに
(2)家畜の血液中に口蹄疫ウイルスに対する抗体が検出され
(3)家畜から採取した材料から、口蹄疫のウイルスが分離された
場合に患畜とされます。
また、これらの3つの要件のいくつかしか満たされない場合や患畜と同居したり、接触したりしたために口蹄疫にかかるおそれのある家畜は、疑似患畜と診断されます。

2 5月11日に北海道で疑似患畜と確認された牛は、口蹄疫を疑う臨床症状を全く示していませんが、口疫ウイルスの遺伝子の断片が検出されたことから、疑似患畜と判断されました。
この疑似患畜とされた牛から、得られたウイルス遺伝子については、さらに詳細な分析を行っているところです。





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口蹄疫

豚1頭が口蹄疫疑い、飼育の3882頭殺処分へ
 宮崎県は1日、同県川南町の県経済農業協同組合連合会川南種豚センターが飼育する豚1頭が、家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した疑いがあると発表した。センターが飼育する豚計3882頭が薬殺処分となる。県によると、口蹄疫による1施設での殺処分数としては過去最多。同県内で口蹄疫の感染が確定したり、疑いが出たりした施設は13となった。

 センターの豚を診察した獣医師が4月30日、口蹄疫に似た症状の豚がいると宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)に通報した。立ち入り検査した家畜防疫員が、乳房に水ほうなどがある2頭から検体を採取。遺伝子検査の結果、1日に1頭が陽性と判明した。センターは、県のブランド豚を飼育し、繁殖用の母豚を農家に年間700頭出荷している。ただ、1例目の牛の疑い例が出た同月20日には出荷を停止した。ウイルスの潜伏期間は1週間〜10日のため、県は「出荷により感染を拡大させたことはない」との見解を示している。

 豚は体内でウイルスが増殖する速さが牛の100〜1000倍とされる。県は国と協議のうえ、陽性反応が出る前に、獣医師の所見だけで口蹄疫の疑いがあると判断。30日から薬殺処分を始めている。

(2010年5月2日 読売新聞)

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2010年04月28日

豚にも口蹄疫症状

豚にも口蹄疫症状=県施設の486頭処分へ−宮崎
4月27日19時0分配信 時事通信

 宮崎県は27日、同県川南町の県畜産試験場川南支場で飼育する豚5頭に口蹄(こうてい)疫が疑われる症状が出たと発表した。これまで同一の農場の水牛が口蹄疫感染を疑われたために殺処分した豚はいたが、豚自体に症状が表れたのは初めて。28日に判明する遺伝子検査の結果を待たず、同支場が飼育する全486頭の殺処分を開始する。

 
<口蹄疫とはどんな病気?〉 日本獣医畜産大学畜産食品工学科肉学教室

 台湾で豚の口蹄疫が発生し,輸出禁止措置がとられました。豚肉需給量の17.3%が台湾から輸入されていただけに,食肉業界にとっては昨年の狂牛病,O−157に続く大問題ですが,口蹄疫とはどんな病気なのでしょう。
 口蹄疫は直径約24nm(1ナノメートル=10億分の1メートル)の球形をしたウイルスによって牛・豚・山羊等の偶蹄類動物にかかる急性伝染病で,国際的にもっとも重要な家畜伝染病なのです。口蹄疫にかかった動物の死亡率は低いのですが,伝播力は極めて強く,感染速度が早く,ひとたび流行すると広範囲に広がってしまいます。16世紀初めに北イタリアで発生したのが最初で,18世紀には全世界に拡大しました。
 近年は各地域での清浄化が進みましたが,依然として東ヨーロッパを中心に発生がみられます。日本においてほ1899〜1901年にかけて流行しましたが,その後の発生はみられず清浄国になっています。
 感染経路は,口蹄疫にかかった動物からのウイルス※1が分泌物や排泄物等(呼気,唾液,鼻汁,糞尿等)を通して大量に体外へ排出され,直接的,間接的(口蹄疫のウイルスは空中の微粒子に付着,風に飛散したり,ネズミや波り鳥がウイルスの媒介者となることがあるとの学説もある)に他の動物の気道粘膜,口内粘膜等に入り増殖し,血液を介して体内の各臓器に運ばれ,増殖し,発病する―というものです。
 豚の場合,感染1〜2日後には発病,発熱とともに口内炎を起こし,はなはだしい流涎とともに口腔内,鼻粘膜,蹄の周辺等に水泡やびらんを形成します。豚は発育障害,運動障害,栄養障害等を引き起こし,痩せこけて食肉としての利用ができなくなります。
 人間に対しては,一般的に感染はせず,口蹄疫にかかった豚肉を食べても影響はないといわれています(タイプによって感染するという学説もあるようです)が,人間が媒介者となることも考えられますので十分に気をつけた方がよいでしょう。肉が利用できず,養豚家にとっては大きな経済的損失をこうむりますが,消費者にとっても健康的な栄養満点の豚肉,豚肉加工製品が手軽に求めることができなくなります。
 現在,この口蹄疫に対しての効果的な治療法はありません。汚染地域からの動物,食肉,肉加工品の輸入を禁止する以外の方法はないようです。口蹄疫常在国においては,ワクチン※2接種が行われていますが,発生ウイルスと同じタイプのワクチンを用いなければ効果がありません。血清学的には7タイプがありますが,発生をみない国での予測による大量備蓄は難しいところがあるようです。
 日本は現在のところ口蹄疫清浄国ですが,万が一発生をみた場合は速やかに情報を公開し,発生周囲の防疫態勢を確立し,発病動物の淘汰,2次蔓延防止のため,タイプに合ったワクチンを緊急輪入して対応する以外方法がないようです。
 ※1:細菌より小さく,生きた宿主の細胞の中でのみ増殖する生物界最小の生きもの。宿主の種類によって動物,植物,細菌ウイルスに分けられる。大きさは0.4〜0.01μ,形は球形が多数で,ほかに六面体,棒状などがある。外殻はタンパク質で内面に遺伝子のDNA,RNAを含んでいる。
 ※2:感染症予防の目的で動物を能動免疫するための抗原をいう。製法により生ワクチン,不活化ワクチン等種類がある。ジェンナーの牛痘が有名。パスツールがワクチンと命名した。
 参考文献:ジャラエツ微生物学17版・廣川書店,獣医伝染病学・近代出版,医学大辞典・医歯薬出版。        (鏡 晃)



口蹄疫について
 
1 原因(病原体)
 口蹄疫ウイルス(Picrnaviridae Aphthovirus)


2 感受性動物
  牛、水牛、めん羊、山羊、豚、しか、いのしし

3 症状
 突然40〜41℃の発熱、元気消失に陥ると同時に多量の流挺(よだれ)がみられ、口、蹄、乳頭等に水胞を形成し、食欲不振,は行(足をひきずる)を呈する。

4 発生状況
(1)国内
   2000年(平成12年)宮崎県及び北海道で発生したが、清浄化を達成
(2)外国
   イギリス、フランス、中華人民共和国、大韓民国、台湾、ロシア、アフリカ、中南米他
   (発生国地図)


5 診断法
(1)血清学的検査により抗体の確認を行う。
(2)水胞材料からのウイルス分離を行う。

6 予防法
不活化ワクチンが用いられているが、現在は発症牛のとう汰による清浄化の推進が中心となりつつある。

7 治療法
(1) なし。
(2) 発生した場合は、家畜伝染病予防法に基づき、まん延防止のため家畜の所有者によると殺の対象となる。

8 その他
(1) 我が国では厳重な検疫を実施(発生国及び発生の疑いのある国からの家畜、畜産物等の輸入禁止又は停止措置)している。
(2) 本病の発生が疑われた場合は、家畜伝染病法及び海外悪性伝染病防疫要領に基づき病性鑑定を実施し、本病と診断された場合には、患畜・疑似患畜のと殺のほか、通行遮断や移動禁止などの厳しい措置がとられる。

(3) 本病は、感染した牛との接触や空気感染のほか、ウイルスの付着した飼料、器具、衣服、車両等を介して、広がる。


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2009年08月15日

養豚豚の大きさ。

http://www.geocities.jp/wantarou/buta2.htm

養豚豚の大きさ

ここのホームページで、養豚豚の大体の大きさが、解ってもらえると思います。これからすれば、100kgなんて、小さいですよね。
ニックネーム りぼん。パパ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 養豚豚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする