2009年09月12日

アイボメック®プレミックス 0.6%

イベルメクチン注射の代わりに、えさに混ぜて食べさせて、豚疥癬、豚回虫、豚フィラリア、豚線虫等、外部寄生虫、内部寄生虫を駆除する薬です。(養豚用に開発されました。)


http://jp.merial.com/producers/swine/premix.asp

アイボメック®プレミックス 0.6%

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投与プログラム

アイボメック®プレミックス 0.6%推奨投与プログラム
1―推奨投与プログラム
内部・外部寄生虫駆除を始める場合には、まず全ての豚にアイボメック プレミックス 0.6%を 7日間一斉投与することが重要です。下に示す推奨投与プログラムに従って計画的に投与して下さい。なお、寄生虫の汚染状況によっては、追加投与することも必要です。また、豚舎を清潔に保つことも大切です。

1) 年 2回の一斉投与
年 2回、養豚場における全ての豚(母豚、未経産豚、種雄豚、肥育豚)にアイボメック プレミックス 0.6%を一斉投与します。アイボメック プレミックス 0.6%の年 2回一斉投与により、疥癬ダニなどの外部寄生虫および豚回虫などの内部寄生虫を同時に、一斉に駆除することができるため、養豚場全体の駆虫が効率的に行えます。 この年 2回一斉投与プログラムは、養豚場から疥癬ダニをフリーにするための疥癬ダニ撲滅プログラムに準ずる効果を期待するものです。
2) 各ステージ毎の駆虫プログラム 1.母豚 : 母豚から子豚への感染を最小限にするため、分娩前 21日〜 14日に 7日間投与する。
2.未経産豚 : 導入時または種付け前 21日〜 14日に 7日間投与する。
3.種雄豚 : 少なくとも年 2回、7日間投与する。
4.子豚 : 離乳時に 7日間投与する。
5.肥育豚 : 肥育豚舎への移動時に 7日間投与する。豚回虫の汚染がある場合には、肥育豚舎への移 動後 1ヶ月目から 7日間投与する。


2―投与量 1) 肥育豚
体重 40kg未満では定められた用量(イベルメクチンとして体重1kg当たり 100μg/日)を飼料添加する場合、飼料 1トン当たりイベルメクチンとして 2g(2ppm)を均一に混合する。例えば本剤 1袋(333g)を飼料4.7kgと混合し希釈した中間プレミックスを、最終飼料 1トンに混合する。 体重40kg以上ではイベルメクチンの飼料中濃度を飼料 1トン当たりイベルメクチンとして 2.4g(2.4ppm)に上げる必要があるため、本剤 400gを飼料 4.6kgと混合し、希釈した中間プレミックスを、最終飼料 1トンに混合する。

子豚の体重(kg) 最終飼料1トン当たりの
本剤の量(g) イベルメクチン濃度
(ppm)
40kg未満 333g 2.0ppm
40kg以上 400g 2.4ppm

2) 成豚
母豚および種雄豚に規定された用量を飼料添加する場合、飼料 1トン当たりイベルメクチンとして 10g(10ppm)を均一に混合し、体重 100kg当たり 1kgの用量で 7日間飼料添加する。例えば本剤 1.67kg(333gを 5袋)を飼料 23.5kgと混合し希釈した中間プレミックスを、最終飼料 1トンに混合する。ただし、体重および 1日当たりの飼料摂取量に応じて下表のように本剤の量を調整する。

平均体重(kg) 1日飼料摂取量
(kg) 最終飼料 1トン当たりの
本剤の量(kg) イベルメクチン濃度
(ppm)
200 2.0 1.67 10.00
2.5 1.33 8.00
3.0 1.11 6.67
250 2.5 1.67 10.00
3.0 1.39 8.33

3) 体重別 1頭当たりの本剤の必要量

体重(kg) 1頭 1日当たりの本剤の量(g) 1頭 7日間当たりの本剤の量(g)
50 0.8 5.6
100 1.7 11.9
150 2.5 17.5
200 3.3 23.1
250 4.2 29.4
300 5.0 35.0






須です。

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●内部寄生虫


豚回虫:豚回虫汚染は、体内移行幼虫が引き起こす肝白斑症(ミルクスポット)によって肝廃棄率が高まるため明確な被害意識があります。また、体内移行する幼虫は肺を通過する際に、肺組織を破壊損傷し、細菌感染を誘発しやすくしております。
しかしながら、こうした肝白斑症を引き起こしている豚では、豚回虫の成虫により大幅な栄養分の横取りのあること、濃厚汚染の豚では最終寄生部位である小腸内に寄生する豚回虫が、飼料の通過を阻止してしまうこともあり、こうした成虫が引き起こす病害作用も見逃すことはできません。軽度の感染の場合でも小腸組織を損傷し過敏状態を形成します。臨床症状としては粘液を含む下痢便排出、体重・DGの減少が挙げられます。肺組織の損傷は喘息症状に似た咳をもたらし、重度の感染によって死に至ることもあります。環境の浄化、適正な駆虫プログラムの実施が必須であると考えます。感染は虫卵内で発育した第1期幼虫を含む成熟卵を豚が摂取することによって成立します。こうした成熟卵は外界環境(寒さ、熱、乾燥)に対して抵抗性があり、数年に渡り感染能力を維持しながら生残します。

豚腸結節虫:感染子虫(L3)が摂取されると、小腸または大腸の粘膜組織中に侵入し第 4期幼虫(L4)、成虫へと脱皮・発育します。成虫は最終寄生部位である大腸に移動します。豚腸結節虫の主たる病害作用は、腸管粘膜に侵入し組織を損傷させることにあります。感染が続くと腸管粘膜は肥厚し結節状になり、腸管の可動性と栄養分の吸収を阻害することになります。重度の初感染の場合では、粘液を含む暗色の下痢便を突然に排泄し、食欲減退、削痩および発育不良を呈することになります。環境の浄化、適正な駆虫プログラムが望まれるところです。

豚鞭虫:豚回虫と同様に、成熟卵を豚が摂取することにより感染が成立します。成熟卵は外界環境に対して抵抗性があり、感染能力を維持しながら 5〜 6年以上生残することが確認されています。腸管内で孵化した幼虫(L1)は腸管壁に侵入し、そこで脱皮・発育して第 2期幼虫(L2)になります。L3→L4→L5=未成熟虫へと脱皮・発育を繰り返し、最終寄生部位である大腸で成虫になります。幼虫は腸管組織を破壊・損傷し、過敏状態を形成しますが、主たる病害作用は成虫によって引き起こされます。大腸の腸壁内に寄生した豚鞭虫の成虫は吸血し、粘膜を損傷します。
症状としては貧血、血便、水様便が挙げられますが、若い豚への感染は食欲減退を引き起こし、発育阻害、発育停止を引き起こします。



ニックネーム りぼん。パパ at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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