2008年03月15日

「いのぶた」が罹患する可能性のある病気。

口蹄疫ウイルス(ピコルナウイルス科),日本脳炎ウイルス(フラビウイルス科),狂犬病ウイルス(ラブドウイルス科),水疱性口炎ウイルス(ラブドウイルス科),炭疽菌(バチルス アンテラシス),パスツレラ マルトシダ 莢抗原型B,E,,ブルセラ属菌,豚コレラウイルス(フラビウイルス科),アフリカ豚コレラウイルス(アスファルウイルス科),
類鼻疽菌(バークホルデリア ミュードマレイ),レプトスピラ・ポモナ、レプトスピラ・カニコーラレプトスピラ・イクテロヘモリジア、レプトスピラ・グリポティフォーサ、レプトスピラ・ハージョ、レプトスピラ・オータムナーリス、レプトスピラ・オーストラーリス,サルモネラ・ダブリン、サルモネラ・エンテリティディス、サルモネラ・ティフィムリウム、サルモネラ・コレラエスイス,ニパウイルス(パラミクソウイルス科),トキソプラズマ原虫(トキソプラズマ ゴンディー),豚ヘルペスウイルス1(ヘルペスウイルス科),ブタ伝染性胃腸炎ウイルス(コロナウイルス科),豚テシオウイルス、豚エンテロウイルス(ピコルナウイルス科),豚繁殖・呼吸器障害症候群(アルテリウイルス科),
豚水疱疹ウイルス(カリシウイルス科),豚流行性下痢ウイルス(コロナウイルス科),萎縮性鼻炎菌(ボルデテラ属),豚丹毒菌(エリシペロスリックス ルミオパシエ),豚赤痢菌(ブラキスピラ ハイオダイセンテリア),などが、豚、いのしし、いのぶた、に、発生する病気ですが、ほとんどの病気は、著しい症状が現れるので、現在、元気な豚、いのししいのぶた、は、罹患していないのではと、考えられます。

豚丹毒   swine erysipelas   (届出伝染病)
1 畜種 豚、いのししの届出伝染病。ヒトやほ乳類、鳥類にも感染。
2 原因 豚丹毒菌
本菌は環境に広く分布し、土壌、汚水中に存在し、またほ乳類や鳥類等にも分布する。感染豚の尿や糞便中に大量の菌が排泄され、汚染源となり、経口感染や創傷感染する。
3 症状
急性型である敗血症型および蕁麻疹型、慢性型である関節炎型および心内膜炎型に分けられる。敗血症型は、40度以上の高熱が突発し、1〜2日の経過で急死する。蕁麻疹型は菱形疹と呼ばれる特徴的な皮膚病変を示し、慢性型の関節炎型は疼痛やは行が認められ、心内膜炎型は臨床的に異常を認めることはほとんどない。ヒトにおける豚丹毒菌による感染症は類丹毒と呼ばれ、症状は患部の腫脹であり、ときに発熱、疼痛を伴い、リンパ節炎を引き起こす。
4 診断
臨床所見では皮膚の菱形疹が有力な指標となるが、確定診断は豚丹毒菌の分離培養。
5 対策
ワクチンが有効。現在、アクリフラビン耐性弱毒株による生ワクチンおよび不活化ワクチンが市販されている。急性型は治療も有効であり、ペニシリン注射等で重症例も回復する。慢性型の治療効果は明らかでない。高温多湿などのストレスが発生要因となるので、輸送や飼育環境まどの改善につとめる。
6 備考
豚丹毒菌 グラム陽性通性嫌気性菌。
Erysipelothrix 属は4菌種存在することが示唆されており、そのうち豚へ病原性を有しているものはE. husiopathiaeで、敗血症を引き起こす血清型laが最も重要である。
主な類症鑑別は豚コレラ、トキソプラズマ病、アフリカ豚コレラ、豚レンサ球菌症、豚アクチノマイセス・ピオゲネス感染症。

豚丹毒は、自然界によく存在する菌で、6ヶ月未満の体力のないいのししが罹患しやすく、大人になれば、単頭飼いでは、罹患しにくいと考えられます。

豚日本脳炎
  日本脳炎ウイルスの感染(コガタアカイエカが媒介)によっておこる感染病で,妊娠豚が異常分娩(死流産,黒子等)をおこす。
  この異常分娩による損消はわが国の子豚生産を阻害している一大要因です。
  ワクチンは不活化ワクチンと弱毒生ワクチンの2種類があります。
  生ワクチンを繁殖豚では1〜2pを1〜2回皮下に2回目は4週間間隔で注射します。

豚日本脳炎は、いのししにも、罹患し、症状が現れないので、蚊が出てくる初夏に、予防接種を、毎年しておくのが、ペットのように、人間に接する動物は、ベターと思われます。いのししは、罹患しても、元気ですが、飼い主が、日本脳炎になる危険性が、ありますので。。。


他の病気
豚コレラ、豚パルボウイルス感染症、豚異常産3種混合(豚日本脳炎・豚パルボウイルス感染症・豚ゲタウイルス感染症)
、豚ゲタウイルス感染症、豚伝染性胃腸炎(TGE)、豚大腸菌症
、豚流行性下痢症(PED)
、豚萎縮性鼻炎混合BP、豚のヘモフィルス感染症などのワクチンが、ありますが、ワクチンを打つことで、逆に、その病気を拡散させる危険性もありますので、ペットには、打ちません。ですから、豚日本脳炎くらいが、予防接種として、打つか、打たないかの判断になるでしょうか。

流行性脳炎(enzootic encephalitis)

いわゆる豚日本脳炎等を示す。

1.原因

 さまざまなウイルスが原因となる。代表的なものはフラビウイルス科フラビウイルス属日本脳炎ウイルス(Japanese encephalitis virus)。本ウイルスのゲノムは単鎖の+RNAであり、エンベロープを有するウイルスである。日本脳炎ウイルス以外では、同じフラビウイルス属日本脳炎ウイルス群に属するウエストナイルウイルス(West Nile virus)、トガウイルス科アルファウイルス属の東部馬脳炎(Eastern Equine Encephalitis―EEE)ウイルス、西部馬脳炎(Western Equine Encephalitis―WEE)ウイルス、ベネズエラ馬脳炎(Venezuelan Equine Encephalitis―VEE)ウイルスなどが知られているが、これらは現在のところ日本に侵入していない。

2.疫学

 上述のウイルスはいずれも増幅動物からさまざまな種類の蚊が媒介して感染する。このことから蚊の発生数の増える時期と感染時期が重なる可能性が高い。また、蚊は一生の間に吸血−産卵を数回繰り返すことから、春先よりも晩夏〜秋の方が感染蚊の割合が増え、感染の危険性が増すことが一般論として言える。日本脳炎ウイルスは、主にコガタイエカによって媒介され、牛、水牛、しか、馬、めん羊、山羊、豚、いのししに伝播され、人も感染する人獣共通感染症である。日本脳炎ウイルスは、豚が増幅動物となり感染蚊の増加に寄与しているが、馬や人は終末宿主であり感染馬、患者を吸血した蚊が感染蚊となることは、ほぼない。

3.臨床症状

 日本脳炎ウイルスは、馬や人に感染した場合の発症率は1%未満とされている。軽症は発熱等のインフルエンザ様症状を示し、重篤な場合には脳炎・脳脊髄炎に発展する場合がある。一方、妊娠豚が感染すると、死産流産等の異常産が起こる。また、種雄豚では造精機能障害が起こることもある。

4.病理学的変化

 日本脳炎ウイルス感染馬は、典型的な神経症状を出した症例でも肉眼病変は少ない。組織学的には脳脊髄に囲管性細胞浸潤、神経細胞変性が認められる。日本脳炎ウイルス感染豚の異常産子には、肉眼的に脳軟化をみとめるか、脳水腫および脊髄の萎縮が認められることが多い。これらの症状が認められない場合でも組織学的に非化膿性脳脊髄炎の病理所見が認められることが多い。

5.病原学的検査

 日本脳炎ウイルスの分離は、脳あるいは脊髄などの乳剤上清を乳のみマウスの脳内または培養細胞に接種することで行われる。蚊幼虫培養細胞C6/36は、乳のみマウスの脳内接種と同様に高い感度があるとされている。RT-PCR法によるゲノム検出法が補助的に行われる。ウエストナイルウイルスの分離・検査は、日本脳炎ウイルスと同様の方法で行われる。

6.抗体検査

 日本脳炎ウイルス、ウエストナイルウイルスの抗体検査は、中和試験、赤血球凝集抑制試験によって行われる。両ウイルスは血清学的に交差するので、疫学情報や病原学的検査の結果とあわせて判断する必要がある。

7.予防・治療

 治療法はない。本項目で挙げたウイルスについてはすべて蚊が媒介動物であるので、蚊の発生源対策と吸血防止がもっとも有効で、共通した予防法である。日本脳炎については、馬では不活化ワクチンが予防に使用されている。豚の異常産予防にも生ワクチンと不活化ワクチンが使われている。


ニックネーム りぼん。パパ at 15:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ありがとうございますわーい(嬉しい顔)

りぼん。パパさんの勉強熱心なところは
いつも頭が下がりますexclamation×2

豚日本脳炎の注射だけで大丈夫なのではとの事ですが、あちこち連れ回しているので豚丹毒の注射は受けさせようと思います。
よく遊びに行く八王子は“東京X”というブランド豚を育ててるらしいし、千葉や埼玉の田舎に遊びに行ったりするので知らないうちに養豚場の近くを通っているかもしれません。

それと、“蚊”ですが東京都心部でも公園や大きな木のそばには蚊がいますよexclamation
何故か私(O型)だけ刺されてチョコ君とパパ(AB型)は刺されません顔(汗)

Posted by チョコのママ at 2008年03月15日 17:00
東京X、は、おいしい豚肉らしいですね。まだ、食べたことが無いです。養豚界では、有名ブランドですよね。関東地区は、東海地区より豚の病気は、少し多いようですね。まだまだ、いのぶたのことは、研究レポートも少なく、未知の動物です。いのぶたのDNAのままでは、存在しないので、余計難しいですね。いのいのぶた、いのぶたぶたって言う風に、血が混ざっていくので、良く解らないです。豚の品種と同様に考えれば良いのかしら???野生のいのししと、養殖のいのししとも、状況が違うみたいですしね。難しいです。るんるん
Posted by りぼん。パパ at 2008年03月15日 17:17
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